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雲井弄斎
[クモイロウサイ]

ジャンル 地唄・箏曲
箏組歌
中許(中組)
作曲者 八橋検校
調弦 本雲井調子
一 つきとヤろやれノウ やまに(合)
  はなればなれの 浮雲見うきくもみれば(合)
  明日あすのヤわかれも あのごとく(合)

二 おもめたよ あのごとく(合)
  そではノウ千入ちしおの なみだ(合)
  サユエ なみだ(合)

三 わすぐさかなノウ 一本欲ひともとほしや(合)
  ゑてヤそだてても わすりよ(合)
  サユエ わすリヨ(合)
訳詞 1.月があの山に沈むのと一緒に、私も入ろう。離れ離れに浮いている雲を見れば、明日になると我々もあのように別れ別れになるのか

2.恋をしたために、濃い紫に染めている私の袖も、繰り返し流す血潮の涙に染まっている

3.物思いを忘れることが出来るという忘れ草が一本欲しい。植え育てて、それを見て、物思いに耽る辛さを忘れよう
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